タダほど高いものはない。
世の中の真理かもしれません。
でも、
私 ここちは、離婚、交通事故で被害者となった際に、弁護士さんに代理人を依頼する道を選びました。
その結論への入り口は、無料の弁護士相談。
今日は、無料の弁護士相談を体験した私 ここちが、実際体験したからこそ分かった、「弁護士相談を受ける際に失敗しないためのコツ」について解説します。
無料の弁護士相談に行くことにしたけど何を準備したらいいか知りたい人
相談を受ける条件を満たしているかは各相談先の情報を確認してください。
タップできる目次
無料弁護士相談の事前準備(1)基本情報を整える
自治体などが行う無料の弁護士相談の場合、1回あたりの時間が30分のことが多いです。
30分、思った以上にすぐ終わってしまいます。
自分が聞きたかった、相談したかったことについて話せる時間は、正味15分~20分程度という印象。
相談の始めに弁護士さんからヒアリングされる要領で確認事項に費やされる時間が思った以上に長く、実際自分が相談したい事の説明に入るまでにまず10分程度はすぐにたってしまうためです。
相談先からの事前のヒアリングで、相談概要は担当弁護士に伝わっていたとしても前提条件の部分で、思った以上に詳しく状況を確認される印象がありました。
なので、事前に、
自分の家族の名前、年齢や、相談したい事柄に関係する、関係者と属性、現在の状況(いつから別居、など)がわかる資料(可能なら相関図的なもの)を1枚。
財産分与について聞きたい場合は、別途用意。
発生日時:状況(どこで、いつ、誰と誰が)
その後の経緯:今どんな状況か(誰と誰が何について、いつ話した)
がわかるものを1枚。
手書きで構わないので用意することをオススメします。
医療機関にかかる際のセカンドオピニオンを取るように、弁護士相談でも自分が納得する弁護士さんを探すために複数の相談先にコンタクト→相談を繰り返す場合もありますので、
- 繰り返し使える
- その時々の感情に左右されずぶれない一貫した説明ができる
点で便利ですし、自分の頭の中も整理できます。
この前提をまとめた基本シートを使いながら答えたり、足りない部分は書き足したりすることで、
口頭だけでの説明よりも、より確実な情報を共有しやすくなります。
無料弁護士相談の事前準備(2)弁護士さんの性別指定を検討
相談内容や、ご自身の話しやすさなども含めて、女性、男性を指定できるならした方が良い結果につながるケースもあると思いますので。
相談先に予約の際に、聞いてみてください。
相談する立場にとっては、とてもとても大切な事です。日程によっては、性別指定での予約が可能な場合もあります。
※ただし、担当弁護士さんの急な予定変更の可能性もありえるとの説明があるかと思います。無料相談なので。。
離婚問題のお悩みは一人で悩まず経験豊富な専門家に相談しましょう。
無料弁護士相談の事前準備(3)1番聞きたい事を決める
あれもこれも、気持ちは本当にそうだと思います。わかります。
でも、時間が限られてます。
短い時間で、相談相手から、自分が聞きたい答えを的確に出してもらうことが、相談そのものへの満足度UPにつながります。
正直、悩みの背景や解決したい事象について説明に時間がかかる事を、無料相談の限られた時間内でやり取りするのは難しいしナンセンスです。
なので、なるべく、自分の悩み、解決したいことを
細かいパーツに分解してみて
その中から
- 確実に法律的にどうなのかという解釈が必要になる事がら
- 解決のリミットまで時間がない事がら
を絞り出してみてください。
そして、しつこいようですが、無料相談なので短時間で相談できるかどうか、も絞り込みにおいて重要なポイントになります。これを見誤ると、中途半端に終わってしまいます。
悩み過ぎていると、何を伝えてどう説明したら自分の悩みを伝えられるかわからなくなってしまっている状態だったりしますので、改めて悩みを分解することで自分が想像もしなかったような新たな解決への切り口や、弁護士以外の適切な相談先について知る気付きを得られるかもしれません。
自分の悩みと向き合うことは、ある意味精神的に負担に感じて、お辛いかもしれません。。。
でも
ということにならないためにも、是非おすすめしたいことです。
無料弁護士相談の事前準備(4)相談先を探そう
ここまで書いた3つの準備をしてみて、やはり相談に行って見ようとなったら、大事なことは他人まかせにせず、自分で相談先を探しましょう。
いきなり探すといっても、とっかかりがなくて困ってしまうかもしれませんが、意外と無料の弁護士相談は窓口が沢山みつかります。
相談=依頼とはなりませんので、まずは予約が取れるかどうかの問い合わせをしてみてください。気が重い場合でも、一つ行動に移すとそのあと流れができてきます。
お住いの地域で相談できる場所を探しやすいのは、各都道府県、市町村、男女共同参画センター、弁護士会(都道府県)、法テラス、社会福祉協議会など。
その他、困り事別で調べたい場合は日弁連に様々な相談窓口のリンクがありますので、参考にしてみてください。
特定の法律事務所が行っている無料相談の方が良いと思いますが、
今回は、
まだ依頼まで気持ちが至らないけれど相談したい場合
に利用しやすい、自治体などの無料相談を想定して書きました。
以上が、無料の法律相談を実際体験してわかった、無料法律相談で失敗しないコツです。心構え、と言っても良いかもしれません。
自動車同士の事故で弁護士特約を使ったときの体験談も書いています
相談はお早めに
私自身は、
自分の抱える悩みを解決する際に、
専門的な法律の知識を持っていない素人が
解決できること、できないこと。
線引きをして、
専門家にお願いしないと解決しないと判断し、
弁護士さんに代理人を依頼することを決意しました。
無料の弁護士相談は、
あくまで、その入り口の一つ、だったけど、悩んでいた当時の私にとっては
確実に必要なステップでした。
決断に至る過程では、複数・属性が異なる信頼できる知人や弁護士以外の専門家に相談するなど、自身の思い込みや考え違いがないかどうかも確認する機会も作りました。
普通に生きてきた人間が、
理由はどうあれ、弁護士さんに代理人を依頼するだなんてまさかの事態なわけですから。
そして、その判断は間違っていなかったと今でも思っていますし、解決したおかげで今の生活があります。
本気で悩みを解決したい方の気持ちが少しでも軽くなりますように。
行動する勇気を持って前進しようとしている方、一日も早く悩みが解決して、気持ちが晴れる日が来ますように。願って書きました。
何を相談したいか、によって事情も変わるので、私と同様離婚関係か交通事故関係でお悩みの方意外には、あまり参考にならないかもしれません。
でも強くお伝えしたいのは、
- 悩みが長期化している
- 関係する人が複雑に絡み合っている、どんどん巻き込んでいる
- 専門知識が必要な場合
は、抱えている問題が一人で解決できるボーダーラインをすでに超えてしまっている可能性が高い、ということ。
できれば法律や専門知識を持つ方に相談して客観的な意見を聞かせてもらうことで、
悩み思考のどうどう巡りから抜け出すきっかけを掴みやすいのでは。。
ご存じのとおり、弁護士さんへの1度の無料相談で全てが解決するわけではありません。代理人として正式に弁護士さんへ依頼の場合は、慎重に弁護士さんを選ぶことをおすすめします。
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それではまたお会いしましょう!