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断水対策、何必要?今スグ備えるべき「助かる」断水対策グッズ!

断水対策グッズ

地震が多い土地で幼少期を過ごし、災害の備えの大切さが身に染みています。この記事では断水で何が困るか?何があると便利か?日ごろ備えて置けるものや事がないかについて、書いていきます!

備えることに取りつかれてる ここちです
ここち|スヅクル
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311後、実家は1週間ほどで断水から復旧しましたが同じ町内、市内でも復旧までの時間には大きく差がありました。

 

この記事でわかること

突然水が出なくなった時に備えて水以外に備えておくといいもの

断水期間を乗り切る防災ハック

一応、基本の飲料水のこと

自分や家族に当てはめて、具体的な目安を考えるポイント

がわかります。

大きな地震の後、すぐには水が出ていても、時間差で出なくなったり、余震でダメージが増して断水になったりもします。

大きな地震の後は、身の安全確保が第一ですが、もし自宅にいて水の備えが無い場合は水を貯めましょう。お風呂にためた水は余震で漏れ出る場合もあるので洗濯槽にためるのもアリです。ただし、排水管や水道管にダメージがあって漏れてしまう場合もあるので、まず点検を忘れずに。

給水を受けられるまで~断水初期数日を乗り越える備え

  1. 飲料水 生活用水
  2. 簡易トイレ

断水の原因にもよりますが、給水を受けつつ自宅で復旧を待つ場合。

給水車や学校など災害時応急給水拠点の準備が整うまでの間は、自宅にある分だけのお水でなんとかしのぐことになります。

いざという時、給水車はすぐに出動しないし、給水拠点に出向くのが難しい状況になるかもしれない

そのための備えとしてよく言われるのが

飲料水:一人1日3リットル。

ですが、実はそれ以外の生活用水の量が半端なく大量。

311直後、実家の父が「水がこんなに必要だなんて..」と嘆いていました

簡易トイレで節水

実際断水になってダントツに困るのがトイレの水です。

トイレは一人1日6回前後。

どれくらいのボリュームになるかといえば..

水洗トイレで流す水1回6ℓとすると—1日5回で=30ℓ。

4人家族だと1日120ℓ(節水タイプでも96ℓ)。。。。途方もない量です。

ちなみにわが家ではトイレのデッドスペースに空きペットボトルを利用して水備蓄をしてますが、2ℓ×…で家族分を何日分も用意するのはムリがあります。

参考:トイレでどれだけ水を使うの?TOTO公式サイト「水と地球の、あしたのために。」

お風呂に貯めると言っても40ℓ程度なので、断水時にトイレの水全てを備蓄水でまかなうのは現実的ではないのです。

20リットルの給水タンクを運ぶのでさえ一苦労。トイレの分まではとても運べません。

いさぎよく、水洗トイレを使わず簡易トイレで急場をしのげれば、トイレの水確保で心身をすり減らさずに済みますので、自宅で過ごせる間に賄える量の簡易トイレを備えることを強くオススメします!

両方とも実際使ってみましたが、使用後のニオイ漏れは特に感じませんでした。

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あくまで自宅に備えるんだ!ということなら「トイレの神様」と使い分けるのも良いですし、最近は処理用の手袋付きのタイプも出回っていますので、価格だけでなく実際の使いやすさも考えてご自身に合ったタイプのものをしっかり備えておきましょう!

いざという時、本当にあってよかったと思える、というより。。もし購入していないと確実に公開することになるアイテムです。

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給水を受けるための備え

給水タンクとキャリーが必要です。(長時間並ぶときのための、折り畳みの簡易椅子もあるといいかもしれませんね)

給水タンク

断水後、復旧までの間に給水車や給水場所で水をくむとき絶対必要なのに、なぜか備えている人が少ないアイテム。

直近だと静岡での断水で、「給水タンクがない」「購入できない」とツイッターでも入手できずに困っている方々の様子を多く目にしました。

断水になると、すぐに売り切れてしまい、すぐには手に入らないので、なんでもない時に手に入れておくことを強くオススメします!

実際災害が起こった後は、道が通りにくくなっていたり、給水所に人が並んでなどで給水所のそばに車を乗りつけられない場合もあるので、キャリーは絶対あったほうが良いです。

1つあれば普段の買い物やアウトドアでも便利に使えます。

断水対策ハック

断水生活、普段使えていたお水が使えない間の精神的なストレスは想像以上です。

節水や、ないものを何かで代用するといった、断水時を乗り切るための断水対策ハックを知っておくと、ストレスを軽減できます。

簡易バケツ(給水タンクの代用)

大きいビニール袋と段ボールやカゴ、ゴミ箱やみそ樽に使うポリ容器など、しっかりした材質の大きい容器があれば、簡易バケツとして代用するのもアリです。

家にあるもので代用できるので、普段使っているもので代用できそうか、ぜひ身の回りのアイテムをチェックして実際にビニールを使って使ってみておきましょう。

あ、ビニール袋がないとできないので、ビニール袋はぜひローリングストックしておいてください!

簡易蛇口(節水蛇口)

蛇口から水道は出ないわけで、実際普段通りに手を洗ったりするときに蛇口って便利だったんだな、と実感すると思うのですが。。

実は、ペットボトルさえあれば、簡易的な蛇口をすぐに設置できます。

水圧の関係で出たり止まったりの簡易なものですが、出る量を最小限にしつつ、出したいときだけ出せる便利さは想像以上です。ちょっと実験みたいで楽しいので、ぜひ何事もない時に試してみておくことをお勧めします。

洗い物を減らす節水ハック

1日3食で使う食器を全部洗おうとすると、かなりの量の水が必要です。

貴重な水はまずは飲料水に使いますし、給水は回数も限界があるので、生活用水を節水するには紙皿や紙コップを使うのもありですが、ゴミになるしたくさん備えておくのは場所も取りますよね。

おすすめは、食器にビニール袋をかぶせて使い、食器を汚さずに使う方法。

よく、ラップをお皿に、と言いますが、形によってはラップをかぶせるのが意外と難しく、小さいお子様だと食べている最中にずれてしまったり、使い勝手が難しい。。

ビニール袋だと、コップの持ち手までカバーできたり、そのままゴミ捨てに使えるし、食べ残しを少しの間保存するときも口をしばるだけでOKといいことづくめです。

 

普段からぜひビニール袋を多めにストックしておきましょう!

意外な節水アイテム

生活水が使えない時、洗濯やお風呂はハードルが高くてなかなか難しくなってしまいます。

そんな時あると便利なのが

  • 日本手ぬぐい
  • 体ふきシート
  • ドライシャンプー

日本てぬぐい

これはぜひ普段から使ってみてほしいのですが、本当に使い勝手が良いです。

薄くてかさばらず、少しのお水で洗えてすぐ乾きます。

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少し離れたお水が出る地域にお風呂をもらいに行った後など、レンタルでタオルを使えたりもしますが、自宅でバスタオルは洗うことをためらってしまいますが、手ぬぐいならササっと使えます。

断水復旧時の注意点

少しずつ、蛇口から水が出るようになったり、市や区からお水が出るとのアナウンスがあっても、

濁っていたりゴミが入っていて飲めないなど最初から元のように蛇口のお水を使うのは危険です。

また、トイレや給湯器で水を出すのは、安全と確認が取れてからにします。危機の破損につながる場合があります。

市や区からの案内があれば必ず守りましょう。

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