非常時に備えるアイテムを揃えるのがほとんど趣味になってきた私ここちが口コミや評判を比較して今回選んだのが「風暖」。オススメの理由や、デメリットである燃費についても数値で比較していますので、カセットガスファンヒーターって実際どうなの?と思ってる方は是非参考にしてみてください(^^)
※後継機種(新機種)発売中!
今回私が追加で暖房器具を選ぶポイントとして考えたかったのが
電気ガスの生活インフラが長期間止まった状態でも使えて、燃料を確保・保存しやすいこと。
非常用も兼ねての、追加の暖房器具が欲しいなと思ったきっかけは、やはり、寒い時期の災害で長期間暖房器具を使えない場合に備えたかったから。
そして2シーズンくらい熟考のうえ、検討に検討を重ねてカセットガス式暖房器具を本腰を入れて調べた結果、「風暖」が最高峰かな、と購入。
毎日使うにはコストが高くつくと知りつつ、ついつい使ってしまっています。。
そんなCB-GFH-2をレビューしていきますね!
後継機後継機CB-GFH-5が発売されましたが、機能や使用ポイントなど参考になる情報盛りだくさんなので是非ごらんくださいね
タップできる目次
「風暖」CB-GFH-2概要
本体カラーは白ベースで1色のみですが、丸みのあるフォルムで思ったよりもコンパクト。
1人でも軽々持ち上がるのもポイントが高いです!
本体サイズ | 319(幅)×260(奥行)×438(高さ)mm |
重量約 | 4.7kg(カセットガス含まず) |
材質 | 本体:スチール取っ手:ポリプロピレン器具せんつまみ:ABS樹脂 |
ガス消費量 | 約145g/h ※1 |
連続燃焼時間約 | 1時間43分 ※2 |
点火方式 | 圧電点火方式 |
安全装置 | 不完全燃焼防止装置● 立消え安全装置● 転倒時消火装置● 圧力感知安全装置 温度過昇防止安全装置 |
容器着脱方式 | マグネット方式 |
生産国 | 日本 |
●は屋内用に必須の安全装置。
風暖含むイワタニのカセットガス式暖房3製品の比較表記事も書いているので、「デカ暖」や「マイ暖」、カセットガスストーブについての情報が気になる方は参考に読んでみてください
取り扱い注意点
ガスなので、上記安全装置がついているとはいえ、ガス製品であることをお忘れなく。
必ず換気【重要】
上の写真で確認できる通り、
「換気をしないと死亡事故に至るおそれがあります」
一酸化炭素中毒を起こすなど重大な事故にならないためにも、室内の空気循環など、使用時には十分注意しましょう。
▼最近購入した、コンパクトな一酸化炭素チェッカー▼リール動画はインスタで見てくださいね!
ボンベをしっかり装着する
本体背面下部にカセットボンベンを装着します
寒いと通常のカセットガスでは燃焼しない場合があります。
低温でも燃焼する性能のボンベも備えておくことをオススメします!
なんとわたくし、最初のつまずきがありました。。。ちゃんとボンベをマグネットにぴったりつけない状態で着火しようとして、「点かない、点かない、故障??」と焦ってしまいましたが、正しくは下記の状態、ボンベをピッタリつけて使います。
長期間使用しない時はボンベを取り外す
取り扱い説明書P8の使用中に燃料切れした時4に「容器(ボンベ)を取り外したい後も配管に少量のガスが残っています。危険防止のためもう一度点火操作を行ってください。」とあるのは、交換の旅にというよりシーズン終わりなどで長期間使用しないためボンベを取り外してしまう時のことだそうです。(電話にて問い合わせ)
※後継機種発売中!
必要スペース
コンパクトなので場所はとらないのですが、取り扱い説明書によると
両脇:30cm以上、前面:60cm以上、背面:30cm以上、上部:100cm以上は可燃物と離す必要アリ。(上部からは風は吹き出さないですが)
テントや車中での使用はNG
今回ネットで検索していると、テント内や車中での利用を目的にカセットガス暖房器具を探している方が多かったのですが、「風暖」CB-GFH-2は屋内用であっても狭い場所では使用しないように取扱説明書でしっかり警告されていますので、安全第一でルールを守って使用しましょう。
安全装置について
室内酸素濃度が低くなったとき、不完全燃焼をする前に、自動的にガスを遮断してヒーターを消火します。
ご使用中に風などによって火が消えたときに、自動的にガスを遮断してヒーターからガスが漏れ出ることを防ぎます。
ヒーターが倒れたり、強い衝撃が加わったときに、自動的にガスを遮断してヒーターを消火します。
カセットガスが過熱され容器内の圧力が異常上昇したときに、自動的にカセットガスが外れ、ガスの流れが止まり、ヒーターを消火します。
点火しているにもかかわらずファンが回らないときに本体(特に上部)が熱くなり続けることを防止するため自動的にガスを遮断して消火します。
使うならコレも!コンパクトでお勧めです!(城もあります。私は黒を買いました)
「風暖」CB-GFH-2はこんな使い方がオススメ
一番は、いざという時の防災用途に。ライフラインが復旧するまでの間、カセットガスさえあれば暖が取れるのは安心です。
が、常的に使うのならなんといっても、燃費が悪いので、常時継続使用はなかなかオススメできないところ、、なので
たとえば
—急いで朝ご飯を作らなきゃ!台所が温まるまで待てない!、
—速攻で足元を温めたい!
→点火30秒後に暖風が吹き出てきます!急いでいるとき即暖は助かるー
—灯油を買い忘れた!夜や悪天候でわざわざ灯油を買いに出たくない。。
—着火しない!故障。。?など
→緊急時には、コストも仕方ない。あれば頼りになる。これ1台でもある程度部屋全体が温まります!
—エアコンだけじゃ温まるのに時間がかかる、、
→帰宅後部屋が暖まるまでのブースト使用!エアコンとの併用で効率よく早く部屋が温まるよう補助的に使える!
—お風呂の脱衣所で着替える間だけ使うなど
→軽くてコンパクトなボディなので、移動がラクラク。点火すぐに即暖だし、着火時、消火時のニオイを感じないのも嬉しい。
私の場合だと、朝食準備や帰宅直後など、冷え切った場所で、エアコンだけでは温まるのに時間がかかる場合のチョコっと使いに活用しています。
と、記事を書き進めていた昨日、、なんと石油ストーブをつけようとしたら点火しない。。。(たぶん電池)ので、あってよかった風暖!な状況になっています。。
賃貸でお住まいの場合で契約により石油ストーブ禁止の場合があるようです。そんな時には常時、とまでいかなくても、メインの暖房器具として有望な選択肢になるかな、と思いました。
「風暖」CB-GFH-2、わが家での大活躍シーン
冒頭書いていますが、とにかく「風」のあるナシの違いが、これほどとは!
実際使ってみて本当に驚いています。温風が部屋の隅まで暖風を運んでくれてるんです!
風が暖かさを強力に押し出す感じ?強さの切り替えが「標準」と「弱」だけなのですが、今のところ「弱」で十分、というか、標準がだいぶ強力と感じます。
実はわが家では、もう少し寒くなったら灯油ストーブも使用するのですが、繋ぎとして小型の電気ストーブも使用しています。
寒い朝はエアコンだけでは部屋が温まらないので、子どもがなかなか着替えてくれない、、ジョナイコの朝のお着換えに特に必要。。(登校班に遅れるのはマズイ!)
でも、電気ストーブだと、置く場所にもよるのですが、こどもが近づきすぎると服が焦げるんじゃないかとか、そもそも、本体の前面の限定的なエリアが暖かいけど、少し離れると暖かくないので、結局、電気ストーブの前にべったり張り付く感じになってしまう、という悩みが。。
一時的なことと仕方なく許容してたのですが
「風暖」なら、点火後30秒で温風が出る!広く暖められる!ので、この悩みも解消!
部屋の平均温度が8分で+6.4℃、15分で7.8℃上昇
例えば…帰宅時15℃だった室内が15分後には22.8℃に!暖風が熱を部屋の隅まで運んでくれるんですね(^^)/
アウトドア、キャンプ
※あくまでも自己責任になります
室内用として販売されているのですが、秋口のまだそこまで寒くない日中、デイキャプで使用してみました。パップテント?の中で少しつけると、即暖でした。
一晩中使うとか、車中で使うとかはかなりリスキーだと思うのですが、意外に風が強く焚火ができなくて暖を取るすべがない時などに備えて、サブで持参するのはあり、かなと思いました。
ガスファンヒーター「風暖」デメリット
これはもう、誰もが気づいてると思うのですが
カセットガス使用なので、仮に今日現在のamazon価で約167円/1本で計算すると、、、
167円=1時間43分(※)—つまり1時間あたりの燃料コストが約97円(167/103*60)
※気温20~25℃のとき、連続燃焼にてカセットガスを使い切るまでの実測値
風暖(KAZEDAN) | 電気ストーブ(400W) | 電気ストーブ(800W) | |
1時間あたり(円) | 97 | 10.8 | 21.6 |
比較 | 1 | 約9倍 | 約4.5倍 |
電気ストーブ(わが家の山善)の電気代の目安(1時間あたり)
弱(400W)運転時=約10.8円 強(800W)運転時=約21.6円
今現在は
朝30分、夜20分くらい使っているので、一日50分。
二日でボンベ1本(167円)ですね。これを仮に1か月間(30日)毎日だと15×167=2,505円/月
電気ストーブと比べると、ざっくり5倍。
といっても、暖房効率・効果が高いので、数字どおりではないと思いますが、性能差を差し引いても、コスト高ではあります。
カセットボンベなので、使用後空き缶が出るのですが、2日で1本ペースで仮に1カ月毎日使うと15本分の空き缶ゴミが出ます。。
これは、私のキライなNotエコ!!なのでやはり常時使用はオススメできないなぁ。。
それでも私が「風暖」に満足している理由
災害時の備えとして、最強。
今回は「災害時に備える暖房器具」として優秀な商品を購入するのが目的だったので、安全面で絞り込んだイワタニ3製品の中でも暖房効果が一番高い風暖を選びました。
実際使ってみて、暖房効果の高さに満足しているので、購入後の後悔が今のところ、全く無い。。。!2022年1月に入り、全く問題なく使えています。
後継機↓※今現在最新機種である後継機CB-GFH-5のほうが価格が下がって在庫もOKです。
※後継機種発売中!
カセットガスファンヒーター「風暖」が災害の暖房器具として備えておくのにオススメな理由
災害時に困る事とといえば、
普段何気なく使っている、電気・ガス・水道のライフラインが止まってしまうこと。
なので、災害時の暖房器具を選ぶなら電気。ガスを使わないことが最低限の条件になります。
- コードレス(電気不使用)
- ガスレス(都市ガスやプロパンガスなど生活上使用するガス不使用)
- 電池レス(電池不使用)
- コンパクトで1人で楽々移動できる
- 燃料の充填・補充(カセットを入れるだけ)が最強にラク。
日常的なメンテナンスがラク。石油ストーブと違って燃料入れ替え時に燃料で汚れることがないのと、燃料タンクにゴミが溜まって掃除する必要がない。
非常時には、毎日毎時間、日常にないストレスが沢山かかるので、使用する手間は少ないに越したことがないので。
ちなみに災害用の暖房器具としてはもうひとつ、灯油ストーブが手ごろな候補ではあるのですが、
- 灯油が重くて場所を取る→買うのが少し面倒
- 保管中のニオイが気になる、漏れないように気を遣う。。→燃料保管が少し面倒
と、備えに必要な燃料の確保に難あり。。。
加えて、灯油ストーブだと本体も燃料の灯油も結構重く場所もとり、保管場所からの移動、1階から2階、3階への移動で腰を痛めるとか(腰痛持ち)。。灯油は取り扱いに注意してもつぎ足す際の漏れも気になります。
※災害時、灯油を新たに入手することはほぼ不可能で、近県から持ってきてもらう燃料としてはどうかなと思います。。
カセットガスなら、もしもの際に差し入れてもらうのも頼みやすいかと。
イワタニ「風暖」CB-GFH-2サポートとメンテナンス
●サポート
取り扱い説明書で気になったところがあって電話をすると、すぐつながりました。
質問に対しても回答がすぐで、きちんと商品のことを把握している方が電話口に出たことがわかりました。
ホームページのサポート情報も充実しています
http://www.i-cg.jp/support/
比較記事の方にもすこし書いてるのですが、やはり安心して使いたいので、購入後のメンテナンスがとっても気になっていたので、安心できました。
日常のお手入れとしては、
●週1回以上吹き出し口と本体富良野空気取り入れ口のホコリを取る
●月1回以上、転倒時消火装置の点検をする
●3シーズンに1回は定期点検をする(有料)
点検についてサポートに電話で問い合わせ(2019年10月)したところ、
受付:イワタニ修理センター(0568-23-2270)
費用:片道送料+1,500~2,000円くらい目安
とのことでした。送料片道負担してもらえるのは、良心的かなと思いました。
※上記は問い合わせ時点の情報なので、実際ご利用の際にあらためて問い合わせお願いします。
●10年を目安に買い替えを検討する
※商品の補修用部品は製造打ち切り後6年保有とのこと。
※廃棄の場合は自治体のルールを守って廃棄しましょう!
イワタニの「風暖」CB-GFH-2レビュー【まとめ】
燃費の悪さと、カセットガス使用後の空き缶のゴミが出るので常時使うには難アリですが、
- カセットガスという扱いやすい燃料のみで使用できる!
- ファン付で他のカセットガス暖房器具よりも暖め効果が高く広範囲に空気を温められる!
- メンテナンス性の良さ、メーカーのサポートが充実していて安心
- 安全装置が5つもついて安心
と、「非常時の備え」や「普段のちょこっと利用」にはこれ以上ない暖房アイテム!
最後に私の座右の銘を。。
以上、ここち全力レビューでした!
いざという時に備える気持ちが未来を変える!気になった時が備え時、ですよ!
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
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